市街化調整区域

市街化調整区域ってなに?建物は建てられるの?建てられないの?

市街化調整区域ってなに?建物は建てられるの?建てられないの?

マイホームを建てるうえで、土地は必要不可欠です。
土地を探している時、ポータルサイトや物件資料で「市街化調整区域」という単語を目にしたことはありませんか?
せっかく理想とする土地が見つかっても、市街化調整区域に位置する土地だった場合、土地は購入できても物件を建てられない、建築するにあたって許可が必要だったりすることも・・・。

今回は、市街化調整区域の特徴や市街化調整区域に建物が建てられる条件について解説いたします!!

  • 市街化調整区域って何?
  • 市街化調整区域って何?
  • 土地には市街化区域と市街化調整区域があり、地方自治体ごとに都市計画法により指定されています。
    市街化区域は街を活性化させるために活用する地域で、人が住みやすいようにインフラや住宅街、商業施設を計画的に建てていこうというエリアです。その反対に、市街化調整区域はあまり市街化開発をせず、都市化を抑制しようというエリアです。これは、無秩序な市街化の拡大を防ぐために指定されています。

    まずは、市街化区域と市街化調整区域について知っておきましょう。

    【市街化区域】
    市街化区域は、街を活性化するための地域です。
    人々が住みやすくなるように、インフラの整備などが積極的に行われます。

    【市街化調整区域】
    市街化調整区域とは、市街化を抑制する地域です。
    人が住むための住宅や商業施設などを建築することは原則認められていないエリアです。
    ※地方自治体に申請することで建てられる場合もあります。

    ■市街化調整区域の特徴
    ・土地価格が安いことが多い
    市街化調整区域は、建物の建築や建て替えが制限されるため、土地の価格が安くなっています。また、土地の評価価額自体も安くなるため、固定資産税も抑えられるなど、税制上でのメリットもあります。

    ・静かな環境で過ごすことができる
    市街化調整区域は、街の開発を抑制するエリアなので、交通量なども比較的少なく静かな環境で過ごすことができます。将来的にも、高いビルなどが立ち並ぶことがないため騒音などで悩むことは少ないでしょう。

    ・生活利便施設が近くにない
    一般的に市街化調整区域は、農業や林業を行う地帯とされています。その為、駅・学校・病院・スーパーなど生活に必要な施設までの距離が遠くなってしまう可能性があります。

    ・インフラが整っていないケースも
    市街化調整区域の場合は、下水道・ガス・電気・道路の舗装がされていない可能性があります。インフラが整っていないと、整備費用が必要となってくる場合も・・・。事前に整備費用がいくら必要になるのか確認する必要があります。
  • 市街化調整区域で家を建てるには
  • そもそも、市街化調整区域に住宅を建設することはできるのでしょうか。
    市街化区域と比べると、家を建てるにあたり厳しい制限はありますが、禁止をされているというわけではありません。ここでは、市街化調整区域に家を建てられる例についてご紹介致します。

    ■条件をクリアできれば建築できる
    市街化調整区域内でも、地方自治体に申請を行い、条件をクリアできていれば、建設許可を得ることができれば建物の建設が可能になります。条件としては、都市計画法34条に定められている基準を満たす必要があります。基準は愛知県のwebサイトなどでご確認いただけます。

    ■市街化調整区域で家を建てられる例
    市街化調整区域に指定される以前から本家が現在まで継続してそこに住んでおり、世帯構成員であったものが分家する場合で、市街化区域に建築可能な土地を保有してい
  • 市街化調整区域で家を建てるには